自立した生活を送れる健康寿命と平均寿命は10年前後の差があります。
加齢による咬合力(咬む力)や嚥下力(飲み込む力)の低下で、食べられるものが少なくなり低栄養になります。
これが進行すると、要介護になるリスクが増大します。これがオーラルフレイルです。
でも、初期の段階なら心配いりません。
歯周病や虫歯で歯を失ったりしても歯科医院に行けば、ちゃんと処置してもらえますし、治療終了後に定期的なメンテナンスをかかりつけ歯科医でしてもらえば、健康寿命を長く保つことができます。
当院は、4月で開業30周年です。年月とともにメンテナンスと予防歯科に移行し、30%の方は定期的管理を行っております。
できるだけ歯を抜かない、歯を削らないのが、私の願いです。
オーラルフレイルに打ち勝つためには、定期的メンテナンスを強くおすすめします。
主食以外の糖質を適切に管理し、プラークコントロールを行い、かかりつけ歯科医を上手に利用して、末永く、明るく、健康にお過ごしいただきたいと願っております。